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Nagasaki Peace Site |
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第2次世界大戦終結から、半世紀以上が過ぎ、ナガサキ・ヒロシマで起きた悲劇は、「歴史上の出来事」になりつつあります。しかし、その出来事は、僕らが生まれたこの街で、起きたのです。 Q:どうして原子爆弾が落とされたの? A:アメリカは、原爆投下の理由を、「原爆を投下していなければ、本土決戦となり、(原爆で死んだ人数よりも)もっと多くの死者が出ていた」と言っている。しかし、@完成した原子爆弾の威力を試したかった。A戦争終結後のイニシアチブを取るために、対ソ連を意識して。という2つの要因もあると考えられているんだ。また、アメリカにおける原爆開発計画は、のちに、その地名を取って、「マンハッタン計画」と呼ばれるようになったんだよ。 Q:どうして、広島と長崎に落とされたの? A:選定条件に、@日本の戦意を喪失させる場所 A軍事的に大きなダメージを与えられる場所 B原爆の威力が表われやすい場所 という3つの条件があったと言われているんだ。広島は、旧日本海軍の重要な拠点だったので、投下場所に選ばれたんだ。もうひとつの目的地は、小倉だったんだけど、8月9日、小倉上空は厚い雲で覆われていたんだ。それで、小倉への投下を断念。それで、三菱の大きな兵器工場があった長崎(新潟や京都とともに、候補地にはあがっていた)が投下目標に選ばれたんだ。 広島は、1945年8月6日8時15分、写真にもある原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)の南東約150mの所に落とされた。長崎は、9日の11時2分、今の松山町。「爆心地公園」には、碑が立っているよね。また、本当は、三菱の兵器工場にも近い、浜町辺りに落とす予定だったんだけど、雲で隠れていたため、あの場所になったんだって。 |
![]() Q:被害状況って?
A:1945年末の時点で、広島で約14万人、長崎で約7万人の死者が出たと言われている。熱戦、爆風、火災、放射能の影響によるものだ。原子爆弾そのものの威力は、長崎に落とされた爆弾の方が大きかったのだけど、都市規模、そして、地形の影響により、上記のような数値が出ているんだ。 また、原子爆弾の怖いところは、その放射能が、人体に強い影響を及ぼすということことなんだ。原子爆弾が落とされた後、広島や長崎に入った人たちにも、放射能を浴びて、後遺症に苦しんでいる人たちがいるし、放射能が大気中に拡散し、それを含んだ雨(死の雨)を浴びた人たちもその影響を受けている。 被害を受けた人たちは、その後、後遺症に苦しんだり、被爆者と言うだけで、差別を受けたりして、現在でも、多くの人が、放射能の影響で苦しんでいる。そして、その影響が、その子どもにどのように影響が及ぼされているかも、現在、研究や調査がなされているんだ。 |
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Q:その後の核を取り巻く状況って、どうなっているの? A:第2次世界大戦が、終結した後、冷戦と言って、アメリカを中心とした西側と、旧ソ連を中心とした東側で、対立が起こってきたんだ。その中で、特に米ソは、競うように、核兵器を開発し合ってきたんだ。その後、東西冷戦が終結し、核兵器削減に向けた流れが少しづつだけど、芽生え始めたんだ。 この2国以外にも、核兵器を保有している国はあるんだ。NPT(核不拡散条約)第9条の、「核兵器国とは1967年1月1日前に核兵器その他の核爆発装置を製造し、かつ爆発させた国」という定義を用いると、アメリカ、ロシア(旧ソ連)に加え、イギリス、フランス、中国がそれに該当する。インドとパキスタンは、1967年以降に地下核実験を行っていて、定義には当てはまらないけど、核保有国はあるね。イスラエル、イラク、北朝鮮は核所持の疑惑が持たれているんだ。また、南アフリカは、「自国の利益にならない」と、1993年に核兵器を破棄したんだ。 NPTについて、もう少し説明を加えておくね。これは、核兵器を持つ国が、これ以上増えないようにと定めた条約なんだけど、上記の5カ国以外からすると、「わいたちばっかり持ってセコかぞ!」ということになってしまう。そういう理由から、インドやパキスタンは、これに加盟していないんだ。それに、核保有国も核軍縮に努めるとされているものの、5カ国の核軍縮も、十分に進んでいるとは言えない状況なんだ。 この不満を抑え、核廃絶の流れをより強化するために作られたのが、CTBT(包括的核実験禁止条約)なんだ。これは、核爆発を伴う一切の実験を禁止した条約なんだよ。しかし、この条約も「わいたちは、散々実験して、おいたちはダメと?のぼすんな!」と言うことになってしまう。それどころか、核大国のアメリカですら、ブッシュ政権になって、CTBTの死文化を狙うようになったんだ。 インドとパキスタンの対立。そして、去年のアメリカでの同時多発テロを受けて、核を取り巻く状況は、悪化する方向へ向かっているのかもしれないね。 Q:核抑止論って何? A:簡単に言うと「わい、核で攻撃したら、おいも核爆弾ば使うけんな」って理屈だね。もし、核を使っても、反撃されるリスクを考えると使えない。お互い、片手に、武器を持って、もう片手で握手をする。恐怖の均衡とも、言われているけどね。また、インドやパキスタンなどの、小国は、核を持つことによって、その発言力を上げようという狙いも持っているんだ。このように核兵器を所持する目的は、破壊威力云々よりも抑止的な意味合いで、所持されていると言われているんだよ。 |
![]() Q:今は、どんなことが問題となっているの? A:まず、被爆地域の是正問題について。原爆投下後、一定期間に、爆心地を中心としたエリアにいたり、入ったりした人たちが、被爆者として、認定されるんだけど、その外側でも放射能による影響を受けている人もいるんだ。だから、そのエリアが本当にそれでいいのか?ということが、議論されているんだ。また、最近では広島でもこの問題が、議論されるようになってきているんだ。 次に、在外被爆者支援の問題がある。基本的に、「被爆者である」と認定されれば、国費に基づき、医療費等の支援が受けられるんだ。しかし、それは国内に住んでいる時のみに、限られているんだ。だから、同時被爆し、現在は国外に住んでいる人たち(これは、日本人、外国人問わず)は、治療や検診を受けるために、一々、日本に来なければいけないんだ。面倒くさいよね? 最後に、被爆体験の継承をどうするか、ということをあげておくね。日本に原子爆弾が落とされて、半世紀以上。被爆体験を持つの人たちも、亡くなってしまったり、高齢になってしまったりで、本人たちが、その体験を語りにくくなってきているんだ。だから、ぼくらの世代が、その経験をしっかりと受け継ぎ、後世に語り継いでいかなければならない。行政や市民が、「語り部」を養成すべく、頑張っているんだ。 それと、この原爆のことだけでなく、戦争全体を、色々な視点から、考えていくことも大切じゃないかな。 |